夏フェスシーズンもいよいよ盛り上がりまくりの最高潮。
ROCK IN JAPANは2週目、RISING SUNやサマソニもそろそろですね。
皆さん、夏の思い出とBGMはまだまだつくれそうですか?
そんなことを思いながらレポート第2弾です。
ROCK IN JAPANは2週目、RISING SUNやサマソニもそろそろですね。
皆さん、夏の思い出とBGMはまだまだつくれそうですか?
そんなことを思いながらレポート第2弾です。
Räfven
Day3:Gypsy Avalon
ライター:板垣有
音楽ってこれほどまでに楽しい!
苗場は3日目。酷暑をやり過ごして夜へと向かう19:00ごろのアヴァロンは、ごった返していた。09年には入場規制がかかったほどの人気者・レーヴェンのお出ましだ。本人たち曰く「東欧音楽+スウェーデンのフォーク+パンクの精神」という音楽性。個人的印象としては北欧のケルト音楽、アイリッシュ・パンクの要素、最も大きいのは中欧~東欧で生まれたポルカの要素。フロッギング・モリーやゴーゴル・ボルデロ周辺がお好きな方は、必ずや気に入るはず。ブルガリアン・タンブラという弦楽器を使っており、哀愁のフォーク色を加えている。
ノリノリで踊れる曲のオンパレードに、筆者も思わず反応。会場の圧倒的な一体感!誰もが音を楽しみ、どの顔も嬉々としている。「true loveのことを歌うよ」と、ヴァイオリニストが前置きした曲はワルツのようなバラード。ストリートで演奏してファンを増やしていったレーヴェンだが、独では演奏NGと言われたこともあったとか。バンドからは「10月にまた来るよ!」とのサプライズも。「面白くなかったら返金するから、CD買いなさい」。もちろん、購入。完売。だが正直、このバンドは音源よりはライヴがオススメ!
(文:板垣有)
Hudson Mohawke
Day3:WHITE STAGE
ライター:森勇樹
若き会心の一撃、苗場の夜に炸裂
未踏の地だった苗場へ参加できたことが何より嬉しかったというのがまず一番の感想です。音楽を教えて連れて行ってくれた先輩方、ありがとうございます。
ceroがバンドとして鳴らすファンクで晴天に向けて手を挙げ、ウィルコ御大のマシンガンギターに撃ち抜かれ、FKAツイッグスの壮絶なステージングに茫然とし、と挙げればキリが無いのだが、筆者はハドソン・モホークをベストアクトに挙げたい。
闇夜のホワイトステージに立ち込める白煙と要塞のようなセット。そこから発される重低音は全身に音圧を浴びせ、ステージからの音塊はオーディエンスを掌握していた。恥ずかしながら筆者は初見であったが、空間を埋め尽くす重低音に腰かけていた椅子から思わず立ち上がり、腕を振り上げ心身共に躍る興奮を覚えた。
そしてこの破裂せんばかりのビートトラックの全て人力だったということは特筆しておきたい。音源では打ち込み主体と思われるエレクトロな楽曲群がその場で生成されて発射されることによる興奮はきっとホワイトステージの魔法でもあったと思う。
そして全てを見終えグリーンステージへ向かう途中でのドンルク大合唱。「あーフジロックだなー」と。また来れる日が楽しみです。
(文:森勇樹)
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全4回に渡って各ライターのベストアクトやフジロックにまつわる記事を紹介していく予定です。その3をお楽しみに!
全4回に渡って各ライターのベストアクトやフジロックにまつわる記事を紹介していく予定です。その3をお楽しみに!