リスナーの皆さん熱中症に気をつけて!!
アーティストの皆さんも稼ぎ時ではしゃぎ時だけど、身体に気をつけてステージの上で名演を!!
いくつかのフェスでのラインナップの変更のお知らせをみて思ってしまった次第です。
レポート第三弾暑い場所涼しい場所選ばず読んでください。
アーティストの皆さんも稼ぎ時ではしゃぎ時だけど、身体に気をつけてステージの上で名演を!!
いくつかのフェスでのラインナップの変更のお知らせをみて思ってしまった次第です。
レポート第三弾暑い場所涼しい場所選ばず読んでください。
FKA twigs
Day3:WHITE STAGE
ライター:梶原綾乃
フジロック最終日、我々よりもアーティストが踊った夜
なんといってもFKAtwigsが最高。彼女を観るために苗場に行ってよかった。
私は彼女に対し、ダンサーを率いて、きらびやかな衣装を身に纏い歌う…そんな海外セレブ・アーティストのようなイメージを抱いていた。しかし彼女は、ダンスも華やかさもすべて自身で持ち合わせている、とてつもないパフォーマーだった。歌手というよりも、コンテンポラリー・ダンサーだろうか。
そのダンスは、Siaのプロモーション・ビデオで有名なマディ・ジーグラーを彷彿とさせる。手先の細かい動きが多いマディに対し、FKAは全身でダイナミックな表現だ。一見別物なのだが、体の内側が溢れだす感情を見事に演じきっているという点では、同じエネルギーを感じた。彼女の口からは、上質な絹の糸のように、すらっと細い声が。特に「Two Weeks」のリズミカルかつ艶やかな発声は美しく、魅了されるという過程を通り越して、思考がストップしてしまったくらいだ。
今年のフジはRäfvenやTXARANGO、Drakskipなど、思考を止めて、バカ騒ぎできるアーティストが多かった。しかし、めちゃくちゃ踊っているこのアーティストもまた、我々の思考を止めて、心の中を騒がせた。
(文:梶原綾乃)
FKA twigs
Day3:WHITE STAGE
ライター:モリティ
ホワイトに降り立った巫女
正直、FKA TwigsをMVから入ってしまった私は、その身体を使ったセクシュアルすぎる表現が苦手であった。一応3日目ホワイトのヘッドライナーだし見ておこう、くらいの気持ちだった。しかし、彼女のパフォーマンスは私のフジロックのベストアクトになるくらい初見の印象を凌駕するものになった。
夜の霧が立ち込めるステージの中、FKA Twigsの存在はMVで見るよりもはるかに小さくて、でもとてもしなやかな女性だと思った。ビートのようでビートでないようなトラックに、電子パッドのドラムから打ち放たれる音が曲の局所に響く。それに合わせて彼女のダンスはときにメリハリを持ったり、ぐにゃりと身体を波のように揺らがせたりしながら舞台を行き来する。その姿はとても小さいが、全体に響く曲と曲に不規則に乗りながらも神秘的に聴こえる歌声が、彼女の姿を何倍にも大きくさせる。この生身の姿あってこそ、彼女を語る上で取り上げられがちなビジュアルやMVの要素が更に彼女の存在感を何倍にも高めているのか。
最後に少しだけMCで喋ってはじめて歌以外で放たれる声を聞いた。恐ろしくキュートな女性であった。こんなギャップ見せられたら、好きになってしまう他ないでしょう。
(文:モリティ)
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全4回に渡って各ライターのベストアクトやフジロックにまつわる記事を紹介していく予定です。その4をお楽しみに!