20130804

FUJI ROCK 2013 新旧講座生 Report

ロック好きの聖典、FUJI ROCK FESTIVAL

http://www.fujirockfestival.com/

今年も苗場のスキー場で7/26~28の三日間開催され、アレも観たいコレも観たいという嬉しい絶叫を巻き起こしながら盛況に終わった・・・ようです!!

そう、何を隠そう、asatte+ひとり編集部こと佐藤、今年もまたFUJIを体験できないまま夏を終えるのです。でも、そんな僕でも、そんな僕だからこそ、気持ちだけでもFUJIを味わいたい!「いや今年のベストアクトはラマーっすよ、やっぱ」とかドヤ顔したい!

ということで、やってみました。

ライター講座生 FUJI ROCK FFESTIVAL緊急アンケート!


新旧講座制入り乱れ(やや旧多!)のレポーター陣によるなんとも楽しげな記録。FUJI開催からわずか一週間。まだまだ悔しい想いを拭い切れない方も、まだまだ余韻に浸ってる方も、ぜひお楽しみ下さい!!!

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 生坂知春(医療従事者)
best act
 THE BAWDIES
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 最近のライブでのTHE BAWDIESは表情が硬く、本人たちが楽しんでいるようには見えなかった。だが、フジロックでのライブは違った。満面の笑みを浮かべ、グリーンステージで演奏できることを噛み締めるようだった。それはきっと、普段はバンドとは別にアイドルとしての役割を担っていたからではないだろうか。その役割はフジロックでは求められず、純粋に音楽を一緒に楽しめる仲間がいるという安心感がそうさせたのだろう。
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 金田渉(医者)
best act
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 何を置いてもHOT 8 BRASS BAND!生命力溢れるニューオリンズ・サウンド、そして絶妙のアンサンブルに惚れた!中でも、超巨漢のバンドリーダーBennie Peteが紡ぐスーザフォーンのあたたかな低音は特筆もの。どしりと楽曲を支えつつ、音楽をぐいぐい”行進”させる。僕は体ごと振動を浴び、嬉しくて切なくて、どうやら初恋と失恋が同時にやってきている。Marvin Gaye「Sexual Healing」のカバーでそれは極点に達し、気づいたらワイン1本がすっかり空っぽなのでした。
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 木村慶(新米編集者)
best act
 Bjork
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 Bjork目当てで遊びに。日中ほとんど雨で堪えましたが、09年雨の中見たoasisに感動しFUJIにハマったので高まる期待感。結果Bjorkのステージは大地の躍動を感じる素晴らしいものでALLOK!そして、毎年新たな出会いが待っているオレンジコートにて今年もBAIANASYSTEMというブラジル発バンドと素敵な邂逅。空耳系ラップに思わずステップを踏んでしまいました。まだまだ遊べるよFUJI♪
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 坂本花央理(女子大生)
best act
 Hurts
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 ダントツで素晴らしいパフォーマンスをしてくれました。黒スーツ&黒手袋でクールなルックスを装いつつも、たっぷりと熱さを振り撒く姿に思わず惚れ惚れ…。耽美であり端正な雰囲気のある彼らですが、あの時のレッドマーキーの盛り上がりっぷりは尋常ではありませんでした。Hurtsのライブは最高に熱い。
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 定金啓吾(音楽評論家見習い)
best act
 Vampire Weekend
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 新作からの曲が出色の出来栄え。特に「Obvious Bicycles」、「Ya Hey」は圧倒的。惜しむらくはオーディエンスはアフロ・ポップな胸躍るファースト、セカンドの曲にしか反応しなかったこと。それでもバンドは新作曲を丁寧に演奏し、丁寧に歌う。表情は確かな自信に満ち、落ち着き払っていたエズラ・クーニグ。今、自分達が居る場所、進むべき場所に対し自信のある者にしか醸し出せないオーラを纏う。これからのアメリカを背負うバンドのエポック・メイキングなステージ。
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 霜山 祐希(会社員)
 フジロッカーの嫁に連れられ、怒涛の3日間を過ごしました。初日は真っ先にドラゴンドラに乗り、トンボだらけのデイドリーミングを堪能。降りてのんびりしたあと、いよいよ本腰を入れて観始めたのがオブ・モンスターズ・アンド・メン。「1年間よく頑張った!」と泣き出す嫁、これぞフジロックと言わんばかりに強くなる雨、胸を打つ彼らの代表曲"リトル・トークス"。このコンボが、僕の3日間の始まりでありベストです。
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 龍慶一郎(ロック愛好家・時々なんちゃってDJ)
 一月の来日時に末期癌である事を公表したウィルコ。MCで「もう君達と会う事はない」と語っていた彼がフジの舞台に立つとは本人すら想像し得なかった事だろう。半日で2ステージ、魂の熱演。マシンガンギターで文字通り蜂の巣にされていると彼が病である事すら一瞬忘れてしまう程。フジ最後の曲は「バイ・バイ・ジョニー」。ウィルコに向けて無数の手が其々の精一杯の思いを込めてバイバイと振られた。あの光景は決して忘れない。